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「今朝からカモがグワグワ鳴いていたぞ」っと旦那さんがいいました。
え!そりゃちょっと行ってこなくっちゃ。
毎年、公園の池にカモが来るのですが、今年はまだ一度しか来たところを見ていません。
ずいぶん前に、婆ちゃんがパンをやるようになってから懐くようになって、いつのまにか、小さな池にはカモたちがどんどんやってくるようになりました。
婆ちゃんが池まで歩けなくなると、近所の爺ちゃんが、婆ちゃんに変わってパンをやってくれるようになり、爺ちゃんが亡くなった後は、誰とはなしに、カモ達にパンをやっています。
婆ちゃんは、「カモは来たか、カモは来たか」と聞いてくるので、私はそのたび、偵察に行きます。
そのうちさ、なんだか私もカモの事が気になってくるべさ。
それで、旦那さんに「今朝から鳴いていたぞ」なんて言われちゃあ、なおなお気になる。
聞こえました。グワ〜グワ〜・・・ あら、ほんとだ!
グワ~グワ~っ・・・力強く鳴いてるわ!!
グワ~グワ~
こういう時の為にしまっておいたパンのミミのビニール袋を握り閉め、一口かじったシュークリームをその場に置いて飛び出しました。
グワ~グワ~・・・・
あら、池に到着してもカモはいません。
グワ~グワ~・・・・・木の上????キョロキョロ
ゲゲ!!カラスでしょや〜〜〜
カラスが、ほ〜んとにカモと同じ鳴き声で、グワ~グワ~って鳴いていたんですよ〜!
んも〜〜〜〜!!
カモはお人好しだもんだから、いつも賢いカラスにパンを持っていかれます。
カラスはついに、カモの鳴き声をも習得したのか!
でもね、
ゴミステーションに集まるカラスはやっかい者なのに、池でスイスイ泳ぐカモが可愛がられるんだから、同じ鳥として文句も言いたい事でしょう。
カラスよ、私を呼んだ気持ちをくんで、ほらここに、パンミミをひとつ、置いていくからね。