北海道・札幌発・だべさ通信5

コナスビは方言のある花

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林で見つけた『コナスビ』という花は、小さな花のわりには葉っぱが大きくて、雨風から、一生懸命に花を守っているように見えます。
庭や道ばたなど、日本のどこにでも咲く花で、種のつき方がナスビに似ているところから、『コナスビ』という名前がついたそうです。

 

 

ところで皆さんは、なすびの事を『ナスビ』と呼びますか?それとも『ナス』と呼びますか?
どちらかというと、関西方面では『ナスビ』、関東方面では『ナス』と呼ぶことが多いと聞いたことがあります。

 

 

北海道はどうかというと、私は子どもの頃から『ナスビ』で育ったもので、普段は『ナスビ』 と言っています。
いづれにしても、日本は『ナスビ派』と『ナス派』で、分かれているらしいのです。
この花に名前を付けた人は、きっと『ナスビ派』の所で暮らしている人だったんだべね。

 

 

新種には、よく発見者の名前が付いたりするけれど、地方の言葉がそのまま付くのもちょっといいかも。
例えば北海道で発見されたかわいいタンポポなら ”めんこいタンポポ 。
見ていてホっとする  ”あずましい菊” 。
落ち込んでいても勇気がわいてくる ”なんもさ桜” などなど・・・・

 
そうすれば、故郷を離れて暮らす道産子も、 ”なんもさ桜” を眺めているうちに、勇気がわいてくるかもしれないもんね。

 

 


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