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古平漁港のそばの建物を見て思わず2度見!
この建物は作業小屋かな?
2階の軒下一面にズラ〜・・・っと魚が干してありました。
下の段は、カレイみたいな形。
上の段はカンカイかな??
カンカイって言う魚は漢字で書くと『氷下魚』と書く。
コマイとも言ったりする。
タラの小さいタイプの魚です。
私が子どものころは、こうやってカンカラカンに干ささった(干された)カンカイを、外の石の上でバンバンとカナヅチで叩いて、身をほぐすの。
力任せに叩いちゃダメなんだよ、飛び散るっしょ。
尾っぽを持って、身を柔らかくなめすように叩くわけよ。
そうすると、カンカイの皮と身がほぐれてくる。
それを家の中に持ち込んでむしって食べました。
おやつにも、お客さんに出すお茶うけにも、カンカイは北海道人の庶民の味だったもね。
魚は一旦 塩水に漬けたものを干していたんだと思う
そうすることで、ほんのり塩分の効いた乾物になったわけね。
魚の身が乾燥されて、旨味が凝縮されて、今思うと、ずいぶんと贅沢なおやつだったのね。
最近では、普通の家の軒下に魚を干す風景なんて、ほとんど見られなくなりました。
でもそのかわり、スーパーやコンビニに行けば、おつまみとしてご丁寧に小さく食べやすくして売られているもんね。
大人になってからは、マヨネーズと一味唐辛子なんぞ付けて食べるという贅沢きわまりない、まさに大人食い!
こんなにたくさんの魚を干している風景は港ならではでしょうね、豪快!
カラスやカモメに持っていかれないように、ちゃんと網で覆っていますね。
干物ってさ、食べる時はパクパクいけちゃうけど、お腹に入ると膨れちゃうっしょ。
だから、1度に沢山食べると、あとからパンパンになっちゃってお腹が苦しくなっちゃう。
昔、熊が沢山の干しカズノコを食べ過ぎて死んじゃったっていうお話が残っていますよ。
そこがまさに、この古平でのお話です。
熊のお腹で膨れたものは・・・古平の昔話 >>
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