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岩見沢へ向かう高速道路。
あ、前の車の向こうに、猛スピードでバックする軽トラックがいる!
そんなワケはないんだけれど、斜線を変更してみると、それはトラックの荷台に乗せられた軽トラックでした。
こっちをじっと見ています。
しばらく後ろを走行していると、なんだか心が通じてきた。
え、なになに、君、走れなくなっちゃったの?
これから修理工場に連れていかれるんだ。
でももし、治らななかったら・・・・
ご主人が ”そろそろ買い替え時かなあ” って言ってたのを聞いちゃったの!
あっちゃ〜・・・
諦めるのはまだ早いよ。
工場でちゃんと修理してもらって、しっかり整備されれば、主人はまた乗ってくれるかもしれないっしょ。
もしダメならしょうがない。
そのときは、君を必要としている新しいご主人を探せばいいさ。
え、それでもダメだったら?
何を言おうかと考えているうちに、軽トラックを乗せているトラックはスピードをあげ、どんどんと小さくなって行きました。
悲しそうにこっちを見つめている軽トラ。
こちらの車のフロントガラスにポンポンっとぶつかったものは、もしや、だれかさんの涙かな・・・