北海道・札幌発・だべさ通信5

ニリンソウとトリカブトとブス

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白い花が愛らしいニリンソウ(二輪草)。
林のあちこちに、大きな花束のように咲いています。

 

 

ニリンソウは山菜なので、子供の頃にはよく爺ちゃんがいっぱい採ってきました。
花も一緒に茹でちゃって、おひたしにすると、あっさりしててクセもなく、とっても美味しいの。

 

 

 

 

したっけさ、このニリンソウ。
猛毒のトリカブトに似ているもんだから、時々間違えて食べて死んじゃう人がいるそうじゃないですか。
よかったよ〜死ななくて。

 

 

トリカブトの毒で死んじゃうと唇が紫色に変色するらしいです。
たとえばどっかにぶつけると内出血して青紫色になる事があるっしょ、そういう色の事を北海道では、『ブス色』って言います。
『イッテ〜〜、うわあ、ブス色になってるう』とか。
海やプールで長い時間浸かって体が冷えて唇が紫色になった時、
『お前、ブス色になってるべや、上がって暖まれ』みたいに使います。
その『ブス色』はトリカブト=ブシ=ブスの事だそうです。

 

 

みったくない人(不美人)の事を『ブス』って言うっしょ。
この『ブス』も、実はトリカブトの毒の『ブス』だそうです。
く、くるしい〜〜〜って、あまりの苦しさで顔がゆがんじゃう。それがブスだったのであった!
でもさ、なして女性だけなんだべね。

 

 

話しが脱線しちゃいました。
花言葉は「ずっと離れない」「仲良し」・・・うわあ、いい花言葉。
一本の茎から別れて2つはなが咲くからでしょうか。
ちなみにトリカブトは「騎士道」「栄光」「復讐」・・・復讐!ちょっと怖いね。

 


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