北海道・札幌発・だべさ通信5

乙女の緊急事態はノリで回避せよ

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初夏の発寒川が太陽の光をいっぱいに反射して、それこそ、大きな柳のりゅうじょ達は、四方八方からソフトライトを浴びながら広い河川敷を飛び回っていました。
そんな景色に負けないと、昨日は女同士のおしゃべりの花も咲かせました。
そこは、パンの博物館のあるレストランです。

 

 

「今の子(女学生)は冬でも素足でしょ。いくらなんでも寒いわよねえ」
「いえ、うちの子の学校では、肌色のストッキングにハイソックスを履いていますよ」
「そうなの!それはいかったわ、そうでなきゃ。」

 

 

その時、同年代のゆみさんが言いました。
「昔さ、後ろに線の入ったストッキングあったわよね」
「??」
「??」
私も若い子ぶって??といきたいとこだけど、もう懐かしいから体が正直に反応しちゃう。
「プハ〜、あったあった」

 

 

そのストッキングは、生地を後ろで閉じてあるものなので、縫い合わせの部分が線になって見えるのです。
履いた時は、「線、曲がってない?」なんて誰かに見てもらっていました。
もしかしたら、おしゃれ感覚で今でも残っているかもしれませんね。

 

 

そうだ!
錆びた記憶の引き出しがポンと開きました。
「ほら、ストッキングに穴が開いちゃった時ってさ、穴の所にボンドとか付けたもね」
「??」
「??」
ゆみさんは「あ〜 付けた付けた!!ストッキング脱ぐ時にさ、”あれ、ストッキング脱げないわ”って思ったらさ、ノリと一緒にストッキグが足にくっ付いちゃっていたりしてさあ」と大ウケ。

 

 

つまりね、穴のあいたストッキングをそのままにしておくと、ツツツ・・・って電線が伸びちゃうっしょ。
だからそういう時、穴の上からセメダインとかボンドとかを塗り塗りするんです。
セメダインはすぐに固まって、それ以上の電線を防いでくれるので、私達が乙女の頃によくやっていた緊急ワザでした。
今の乙女達にも、このワザは伝承されているのでしょうか。

 

 

戦後、強くなった物は、『女性とストッキング』なんて言われた時代がありました。
でもさ、ありゃウソだわよ。
女性もストッキングも傷つきやすいものなのに、それをそっとカバーしているのを、男性達が知らなかっただけもの。
ね、女性の皆さん。

 

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