北海道・札幌発・だべさ通信5

今度は軍手にしようかな

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「お前なあ、ぼっこ手袋みたいにヒモ付けときゃいいべや」旦那さんに言われちゃった。
ああやっぱし、また手袋落としたなんていくらなんでもはんかくさいもね(アホだわね)。
それがね、金曜の朝もあたふただったのさ。

 

 

早くしないとバスに遅れちゃう!前の晩に詰めときゃいいのに、朝になってから燃えるゴミをガシャガシャ詰めるんだも。
あ、こっちにもあったわ。あ、台所にも残ってた。あっちでガシャガシャこっちでガシャガシャ。
もうタイムリミットだ。ダダダと階段を降り、玄関のドアをガバっと開けて飛び出して、おっとスカート履いているよね・・・と確認してから、凍っている道路に足裏の接地面積を大きくして慎重に歩く。

ゴミ袋を天秤のようにぶらさげ、スリ足で道路を横断。
網を上げ、ゴミを押し込み、遠巻きに見ているカラスにスキを与えず網を戻す。
すると婆ちゃんが窓から顔を出して何か叫んでる。
「・・・・・・・!!」
え?なに?
「・・・・・・・!!」
待ってて、今行くから。
またまたスリ足で道路を渡り、窓の下。
「婆ちゃん、なーにい~!」
「きいつけて行ってこいや~」
わ、わかったよ、行ってきまーす。
ササと小走りの早歩き、大丈夫大丈夫、間に合うよ。
ポケットに手を入れる、手袋手袋・・・あ”~!・・・もしかしてゴミステーション・・・・・・
私って、私って、・・・・

 

 

と言うわけよ。
親指の部分と、他の4本指が一緒になってる手袋ってあるっしょ。私たち古い道産子は、そういう手袋の事を『ぼっこ手袋』と呼んでいます。
子供の頃、両方の手袋をヒモで繋いで、ジャンパーの中を通して履いて(はめて)いました。
そうすれば、手袋ぬいでも袖口からぶら下がって落とす事はないもんね。
だから、『ぼっこ手袋みたいにヒモ付けときゃいいべや』となったわけです。
したっけさ、旦那さんったら「そんなに落とすんだったら軍手でもいいべさ」だって。
そんな、いくらなんでもこう見えたって・・・・・そうか、それもありかもね・・・・

 

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