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「お前なあ、ぼっこ手袋みたいにヒモ付けときゃいいべや」旦那さんに言われちゃった。
ああやっぱし、また手袋落としたなんていくらなんでもはんかくさいもね(アホだわね)。
それがね、金曜の朝もあたふただったのさ。
早くしないとバスに遅れちゃう!前の晩に詰めときゃいいのに、朝になってから燃えるゴミをガシャガシャ詰めるんだも。
あ、こっちにもあったわ。あ、台所にも残ってた。あっちでガシャガシャこっちでガシャガシャ。
もうタイムリミットだ。ダダダと階段を降り、玄関のドアをガバっと開けて飛び出して、おっとスカート履いているよね・・・と確認してから、凍っている道路に足裏の接地面積を大きくして慎重に歩く。
ゴミ袋を天秤のようにぶらさげ、スリ足で道路を横断。
網を上げ、ゴミを押し込み、遠巻きに見ているカラスにスキを与えず網を戻す。
すると婆ちゃんが窓から顔を出して何か叫んでる。
「・・・・・・・!!」
え?なに?
「・・・・・・・!!」
待ってて、今行くから。
またまたスリ足で道路を渡り、窓の下。
「婆ちゃん、なーにい~!」
「きいつけて行ってこいや~」
わ、わかったよ、行ってきまーす。
ササと小走りの早歩き、大丈夫大丈夫、間に合うよ。
ポケットに手を入れる、手袋手袋・・・あ”~!・・・もしかしてゴミステーション・・・・・・
私って、私って、・・・・
と言うわけよ。
親指の部分と、他の4本指が一緒になってる手袋ってあるっしょ。私たち古い道産子は、そういう手袋の事を『ぼっこ手袋』と呼んでいます。
子供の頃、両方の手袋をヒモで繋いで、ジャンパーの中を通して履いて(はめて)いました。
そうすれば、手袋ぬいでも袖口からぶら下がって落とす事はないもんね。
だから、『ぼっこ手袋みたいにヒモ付けときゃいいべや』となったわけです。
したっけさ、旦那さんったら「そんなに落とすんだったら軍手でもいいべさ」だって。
そんな、いくらなんでもこう見えたって・・・・・そうか、それもありかもね・・・・
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100円ショップにもかわいい手袋、置いてますよー。
また、そういうのに限って失くさないんだけど。
目に見える状況描写も、見えないハート・ヘッド内の描写も見事に伝わってきました
失礼ながら微笑をこぼしながら読ませていただきました
ほのぼのさを味わうことできました
ありがとうございました
手袋のことはさておき、凍てついた道路横断往復十二分に気をつけてください
ベテランのスケーターでも転ぶことありますよ
それと、前夜にごみ集めとはいきませんか
(これもいらぬお節介ですね)
幼い頃の私は母が編んでくれたぼっこを2枚重ねではいていましたよ。中のはひも付きではなく、外側のには編み紐で両方つながっていたのを懐かしく思い出しました。
遊びに夢中になったり、ぼんやりポケットから落としてしまったりで、子供も大人も周りの誰もがいつかは必ずといっても過言ではなく、片手袋をなくしてしまった経験があるものですよね。
もみじ さんへ
もみじさん、ありがとございます。
今日、買ってきました、100円ショップの。しかも2足もね。
(^_^;
片思い さんへ
お気づかい、有り難うございます。
そうですね、本当に気をつけないと転んでしまいます。
もう、即座に体をかわす事ができない年齢になってしまいました。
フロリダの風 さんへ
2枚重ね!そうですか、暖かですね。
お母様の心くばりが感じられて、とても暖かいです。
私も、子供頃からしてみると、いくつ手袋をなくしたらわかりません。ヒモがない分、大人になってからの方が多いかもです。