PR
長男の家族サービスで出かけたそのお店は、こじんまりした居酒屋さんです。
お客さんは私達の他に、奥の座敷に数人で来ているグループと、となりの席におじさんがひとりです。
「いらっしゃいませ、ご注文は・・」
床に届きそうなくらい、長くて黒いエプロンをしたおじさんが出てきました。
「飲み物と焼き鳥を」
「かしこまりました」おじさんはゆっくり注文を聞くと、厨房ののれんをくぐりました。
するとその途端、おじさんはまるで別人みたいにサササとテキパキ動き始めました。すごい、さすがだわ。
「お待たせいたしました。豚串、鳥串です」
差し出す時は普通の早さに元通りなんだね。
「あ、そうそう、クーポン印刷してきたんですよ、これ使えますか?」
おじさんは、待ってましたというように
「そうですか、ではこの焼き鳥はサービス致しますね」と言いました。
うわ、クーポンで得したね。
「あのお刺身を」
「お刺身でございますね」
またまた丁寧に注文を尋ね、厨房へののれんをくぐったかと思うと途端にスピードアップ。あっちにサササ、こっちにサササ。のれんがおじさんの時間を変える境界線みたいだね。
「お待たせいたしました。お刺身の5点盛、今日はサービスで6点にさせて頂きました」
「ええ!まあ、有り難うございます。」
「いえいえ、どういたしまして」
「それからサラダと生春巻きと・・・」
「はい、かしこまりました」
またまたきっと、のれんが境目だよ。
案の定、おじさんはのれんのとこまでは普通の早さ。けれどひとたび、のれんをくぐったその途端に、早回しするよなスピーディーな動きに変身です。
大人数のチェーン店とは違うから、なんでもしなきゃなんないもね。
厨房の方を覗いてみると、厨房の奥にもうひとり、板さんがいるようです。
帰りぎわ、おじさんはまたまたサービスで、少しのキャッシュバックをしてくれました。
こんなにサービスしちゃっていいのかい?
それでなくてもメニューの料金だって、けっこう安いしょや。
次に行こうと思った時に、どうか、このお店が消えていませんように。
ごちそうさま。
<はなまる居酒屋手稲区富丘3条7丁目>
に挑戦中です!ポチっとして頂けるとランクup。励みになります。
今日もありがとうございました
幸せ家族の幸せ体験のお裾分けをいただきました
のれんを境目にしての動きのチェンジがお客様に不快感をいだかせるのでなく、好奇心を持たせたり好感を持たせるのであれば、プロとしていいですね
貴ご家族以外のお客さんの雰囲気が伝わりませんのが、ちょっと気に掛りました
いらぬお世話ですが・・・・
気持ち良いお店のようなので、きっと次回の家族サービスも受け入れてもらえると思いますよ
応援は出来ませんが、願ってます
接客は丁寧で、調理は素早く・・・。
メリハリがあっていいですね。
そんな居酒屋で一杯やりたいです。
片思いさんへ
そうでした。説明不足でした。申し訳ございません。
奥の小上がりには数人のグループと、一人で来た男性がおりました。
おじさんが一人で応対するにはちょうどいいくらいかもしれませんね。久しぶりに気さくなお店に出会い、私はできればもう一度行ってみたくなりました。
げささんへ
機会があったら、一杯やりましょう。最近は、梅酒も飲めるようになったもんね。