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林の散策路を歩くと、土の上にひょろ長いもんがいっぱい落ちています。
どこから落ちたの？見上げてみれば、木の枝に長い種のフサ付いています。
こっちにもいっぱい落ちている。
あ、これは知ってるクルミの木だね。
クルミの種のフサは長くて大きいです。10センチくらいもありそうです。
その時期がくると、木は種のフサをポトリポトリと地面に落とします。
すると数日で、フサからまるで雲がわくように、モクモクと白い綿毛が盛り上がってきます。
木は自分では動けないので、風に子どもたちを託すのですね。
地面に落ちているたくさんのフサを初めて見た時は、ギョギョ虫かー！って思ったけど、種だとわかってじっくり見てみると、そのモクモクがとても力強い事に気づきます。
そろそろ、思い思いの風に乗って、種たちの旅が始まるようです。
