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朝、玄関を開けると我が家の壁になんとクワガタが張り付いていました。
わ!クワガタだ、なんかしらなけど嬉しい!
このあたりでは、めったに見る事はなくなってしまったのに、いきなり朝から我が家を尋ねてくれるなんてね〜。
お父さん、クワガタいたよ!
子供の頃に見た一番大きかったクワガタからみると、コイツは中堅どころかな。
口から見えている舌のような所から樹液を吸うんだけれど、実際はフサフサの筆のようになっていて、樹液を吸うというよりは、毛細管現象で吸い上げているんだよね。
それに、頭には金色のうぶ毛が生えていて、いっちょまえです。
まん丸い目玉は、子供達のアイドルにふさわしく、まんまる。
手のひらから箱に移そうと持ち上げると、そのカギのような手足?でしがみついて離れません。
そうそう、これこれ、クワガタは木にしっかりとしがみついているからね。
コイツは、なんて名前のクワガタなのかな・・・っと。
ミヤマクワガタ!!そうそう、そんな名前を聞いたことがあったわ。
なになに・・”北海道に一番多く生息する”っか。
そうだよね〜おなじみだよね〜
”ミヤマクワガタはおもに3種類に分けられる。
”歯型によって、フジ型、基本型、エゾ型” の3種類。
道内の殆どの地域ではエゾ型が多いが、道南では3種類とも見る事ができる” か。
そうなのか、知らなかったなあ。
それで、コイツは・・・っと、『大アゴの基部にある第1内歯の発達が悪く、第3内歯の方が長い』
エゾ型!!あんたは、北海道内にごく一般的に生息する普通のエゾ型だったんだね。
そうは言っても、姿を見るだけでも久しぶりなのだから、おばちゃんは嬉しかったよ。
お帰りは、公園の木の影に、しがみついてもらいました。
元気でね。
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