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先日、撮影に行った現場は、大きな建物でした。
ホールは体育館みたいに広くて、旦那さんは、隅っこの角でカメラを構えています。
私はというと、写真の中に入っちゃう余計なものを画角の中から避けるために、チョロチョロと動く。
設備屋さんが置いていった部品の入った段ボール箱は隣の部屋に移動させる。
壁際に置いてある脚立の足も、ちょっとだけ写っちゃうので、それもよける。
雑巾も落ちていたりする。
カメラを覗いている旦那さんに身振りで聞いてみる、”どう?これで画角からはずれた? オッケー?”
旦那さんは、『消化器!!』と指をさしている。
あ、そうかこれもか。
壁に置いてある消化器を持って、カメラの死角になる柱の裏側に隠しました。
”どう?”
オッケーオッケー、両手で大きな丸のポーズがでました。
あとは私が隠れるだけね。
サササ・・・っと小走り、奥の影に忍者のように隠れて、あとは息を止めるだけ(待つだけ)。
シーン・・・・・・
シーン・・・・・・
もういいかな・・・・まだかな・・・・オッケーの声が聞こえない・・・・・
旦那さんは、ヘンな写り込みがないか回りの様子を再度確認しているようです。
それにしても、まだかな・・・・・・もういいかな・・・・
ちょっとだけ、顔を出す。
パシャ!!
「写ったべ!」
!!すぐに引っ込めた。
今のカメラはデジタルだから、何枚シャッターをきっても大丈夫でいかったね。
あとで撮影した写真を確認していたら、向こうの影から、怪しい半分顔出し妖怪が写っていたのだった。