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積丹(しゃこたん)半島にある漁業の町、古平に行ってきました。
大型連休も最後の日。賑わう行楽地をよそに、ここは渚の音が心地よいです。
それに、この透き通る海の色、積丹ブルーはカラスもまどろむ美しさ。
夏には恋人達の脇役だけど、今はどこまでも積丹ブルーが広がっています。
トンネル事故以来、岩盤の危険箇所を整備するために、積丹半島のトンネルはどんどんと新しく作り変えられました。
それまで地平線を追いかけながら走った道も、新しい道路やトンネルによって、少しずつ視界から消えていくのが少し残念です。
写真の右にあるトンネルは、新しく作られたトンネルです。
それまではずっと、左側の覆道が使われていました。
覆道はトンネルではなく沢山の柱で支えられているので、ここを車で通り抜けると、柱と柱との間から見える景色が、まるで8ミリ映画のコマが流れているような感覚で、光と影の不思議で美しい景色が見られました。
でも今は長いトンネル、向こうに見えるロウソク岩を眺めながらのドライブもできなくなってしまいました。
そうそう、あのろうそく岩。
以前はモウソウ竹のような丸みのある形をしていたそうですが、昭和15年(1940年)8月に起きた積丹半島沖地震によって、縦に半分に割れたのだそうです。
それにしてもよくまあ、あんなに細くなっても、しっかり立っていますね。
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もうこれ以上縦に割るのは難しいんでないかい。
だから地震は起きませんように。