北海道・札幌発・だべさ通信5

土曜の南樽市場は楽しさが1.5倍

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小樽にある南樽(なんたる)市場。昨日の土曜は楽しさが1.5倍。
パンパン肉厚のイカメンチがタッチの差で品切になったのは惜しかったけど、変わりに 出来立てのワカメのサラダが登場したし、小ぶりだけれど虹色の光沢が見え隠れする生きのいいイカも買えたもね。
そしてなにより毎週土曜は、買い物をすると引ける、おたしみ抽選会があるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クジは、筒型のカンカン(缶)の中に入っているお箸をつまみ上げる。
私の前に並んだ奥様が、係の女性に『お楽しみ抽選補助券』の束を差し出しました。
お、けっこう分厚いんでないかい。
『1、2、3、4、・・・・・13本ですどうぞ』
13本!

 
奥様の表情からにじみ出るそすまし顔は『そんだけ引けば何かは当たるわ』という優越感か。
カンカンの中のお箸を、最初にガボっと取り出しました。
係の女性は、そのお箸をガラガラっとカウンターの上に広げて言いました。
『すべて黒です。あと3本どうぞ』

 
すべて黒という事は、9本つまんで全部ハズレということか。
奥様は、残りの3本を丁寧に1本づつ、つまみ上げました。
『ハイ黒です、1本につき5円で全部で65円ですどうぞ』
なしてかちょっと嬉しい意地悪な自分がいる。
『はい、次の方』

 

 

私の『お楽しみ抽選補助券』は7回分。
最初に5本、あとから2本つまみあげました。
すると、『ピンクと緑が当たりました』ときたじゃありませぬか!
”あら、当たったの・ほほほ” とか言ったりしてみる。
マフィンが2個とガリ一袋、それと20円。
背後に感じる奥様達からの熱い視線。
”ありがとうございます”

 
商品を貰う両手が、なんだか光り輝いているんでないかい。
こんだけ嬉しいマフィンとガリが今まであっただろうか。

 

 

考えてみると、私の前の奥様が大量のお箸をつまんだ事で、マフィンとガリのお箸が、私のつまんだ部分に移動した事になる、それに、当たる確率も高くなったと考えられる。
マフィン1個くらいは、その奥様に差し上げてもいいくらいなのかな・・・・
でもあげない。
あ〜これだから、土曜の南樽市場は楽しさが1.5倍なのよ。

 

 


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