多分　私のほうが器量良し

PR

夕方、旦那さんとスーパーへ出かけました。昼間の買い物は徒歩か流星2号（自転車）だから、車で来ると、重たい物やかさばるものが心配なく買えるから嬉しいね。
レジで店員さんがピッピっと品物を通している時、隣りでカゴの荷物を運ぼうと立っていた旦那さんが言いました。「あんなスカートいいなあ」

 

それは、私の前のレジで清算をしている女性の事でした。薄手のベージュ色したフレアスカートは、、ウェストから黒いヨーロッパ風の花柄模様が裾に降りています。
後ろ姿しか見えないけれど、ウェストがキュっとなっていて、スラリと足首が伸びていて、背が高く、とても素敵です。

 

ほんとうだ、奇麗なスカートだわね。私の履いてる綿のスカートとは大違い。なんかこう、大人の品があるみたい。
でもさ、それは見るからに、それなりのお値段がしそうな品のようです。
我が家の経済状況では、とうてい普段に履けるような品物じゃあございませんよ。
しかも細いウェストから腰まわりまでが、スラ〜っとなでらか曲線。
誰かみたいにボンレスハム状態とは違うもね。
だいいち、あんな長いスカート、履きたくたって私の下半身の長さが許しません。殿中でござるの長いハカマになっちゃうかも。あちらはヨーロッパ風体型なのに、こちらは道産子。重心が低いもね。

 

ほらカゴが一杯になりましたよ、台の上までお願いします。
わっせわっせと袋に詰めて、チラリと隣りを見た時にはもう、その奥様の姿はありませんでした。
べーつに、どーって事はございませんよ。
だって、器量は多分、私の方がいいに決まってるもね。