北海道・札幌発・だべさ通信5

怪しい電話に そっけないメール

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「もしもし、○○さんはいらっしゃいますか?」
それは女性の声で、長男を尋ねる電話でした。
”おりませんが・・”
「ではまたのちほどかけ直します・・」
彼女ができたという話しも聞いていないし、だいいち、ちょっとよそよそしい話し方。
しかも携帯じゃなくって家の電話によこすなんて。

 

次の日もまた、
「○○さんはいらっしゃいますか?」
”おりませんが、ご用件は”
「ご本人様にお話が・・・ではまた」
2日続けての電話なんてへんだ。
もしや何か、悪い予感。
何かの勧誘?情報流出?借金の催促?交通事故?

 

すると、また次の日もかかってきました。
今度はしっかり聞いてやらなくっちゃ。
”ご用件はなんでしょうか?”
「いえ、ご本人様へのお言付けなので・・・」
”どちら様でしょうか?”
「え、あの、△■○(横文字の会社名)ですが・・・」
え?は?なに?英語に弱い主婦には聞き取れない。

 

電話を切ってから、仕事中に悪いと思いながらも長男にメールを送信。
すると、返ってきたメールには、
「それ、気にしないでいいから」だけ。
それだけじゃわからんじゃないか!

 

夕方、買い物から戻ってみると、家の前に長男の車が止まっていました。
平日というのに、なしているんだこの時間に。
もしや、借金の肩代わりの要請か?
『おれおれ詐欺』ならぬ『おれおれ身内』。
そうだとしても、生きていればなんとかなる。

 

”ただいま・・”
玄関を開けると、事務所から旦那さんとの笑い声が聞こえます。
長男いわく、支払い用に使っている通帳にアパートの家賃を入金したのが遅かったために引き落とされず、その連絡をアパート会社と取り合っていたそうなのです。
長男の携帯が何度か話し中だったらしく、それで我が家に電話をかけてきたということのようでした。

 

そうでしたか。『おれおれ身内』でなくてよかった・・・・
今日は休みなんだ。
あら、なにこれ、お母さんの好きな飴がある。
バウムクーケン、おせんべい。
わ、婆ちゃんの好きなコンペイトウもあるっしょ。
あら〜〜こんなに沢山〜〜どうもね〜〜
っていうか、
家賃くらい、もっと早めに多めに入れといてよね。

 


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