北海道・札幌発・だべさ通信5

最後の運は500円

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今日は歳末の福引き最終日。
夕方になって抽選会場に行ってみる事にしました。

 

 

会場の引き戸を開けると、台の上にはガラガラが3台、ど〜んと置かれていて、お兄さんや主婦とおぼしき女性が回しています。ガラガラガラ・・
「いらっしゃいませ~!」
券を差し出し、「はいこれ、お願いします」

 

 

「お客様は3回ですね、他に1500円分の補助券が余りましたよ」
「補助券はもういらないから投げて下さい(捨てて下さい)あ、そうだ」
振り向いた私の後ろに並んでいた若いお母さんに
「これ、よかったらどうぞ」と差し出しました。
『え、いいんですか?ありがとうございます』”いえいえ”
いいとこ見せたぞ、もしかしたら、神様がご褒美をくれるかもしれない。

 

 

「はいどうぞ、回して下さい!」
一回もムダにできない、たった3回のチャンス!!
ガラガラガラ・・・・・ポトッ・・・・・水色の玉がポトン・・・
あ〜、これはいつもの見る色だわ。
「はい!ゴミ袋です」
札幌市指定の黄色いゴミ袋が、たったの1枚。

続いて2投目!!・・・・・ポトッ・・・・・緑色の玉がポトン・・・
おお!!ちょびっといいかも!・・・カップラーメンね。

 

 

もうこれで最後のガラガラ。
集中して念力を投入!!・・・・・ガラガラ・・・ポトリ・・・コロコロと転がったのは黒い玉。
やった!なんだか知らないけれど、特別な色に違いない。

 

 

「おめでとうございます!!」や、やっぱし!!そうだと思ったのよ。念力入れたもの。
「銅賞です!!」
ど、どうしょう!!どうしよう・・・なんちゃって。
ほほほ・・・・
回りにいた人たちの視線が一気に私に注がれました。

 

 

そして登場、ご祝儀袋です!
そこにはまぎれもなく『銅賞』の文字が。
「銅賞は500円分の商品券でございます」
ご、ごひゃくえん・・・・五千円じゃなくって500円・・・。

 

 

神様・・・ぽぷらよ〜、なに言ってんのあんた〜〜〜
日頃の行いをみれば、神は500円でもふんぱつしたほうだぞえ〜〜〜
卵と牛乳くらいは買えるべさ〜〜〜〜
はは〜〜〜さようでございまする〜〜
それではありがたくちょうだいいたしまする〜〜〜〜
最後の最後、運は500円分残っていたみたいだね。

 

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