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町内会の方達４人と、札幌の街に出る用事がありました。
その中のひとりの方の車に全員が便乗させていただいて、札幌地下街オーロラタウンの地下駐車場に車を止める事にしました。
「このへんに止めましょうか」
皆さんは車から降りて、バタンと戸を閉め歩き出しました。
ひ、広い！
こんなに広い駐車場は、今まで見た事がないわ。
あんな遠くまで車が並んでるもの。
地下街の下が駐車場だって事は知ってたけれど、こ〜んなふうになっていたとはね〜。キョロキョロ。
おお〜！
駐車場の柱に 『冬』とか『秋』とか書いてある。
そうか、番号だけだと、あとで ” 何番だっけ？”と私みたいな者だと忘れちゃうけど、季節のメージを取り入れるとわかりやすいもね！
それに、コンクリートだらけの駐車場が、なんだかちょっと優しくなるような気がします。
なるほど〜、このアイデア考えた人さーすが〜。
１人でプチ興奮する私をよそに、皆さんはスタスタと慣れた足取りで地上に向かって歩いて行きます。
もし万が一、そんな事はないだろうけど、駐車した場所がわからなくなったら『冬』って教えてあげようっと。
あ、おいていかないで下さい。迷子になったら大変だわ。
はたして帰り、役員さんたちはもちろん迷う事もなく駐車場を歩きます。
私だって『冬』の柱の所まではスタスタ歩ける。
でも、乗ってきた車がどれなのか、わからなくなってる自分がいる！
先に歩いていた役員が車に乗り込みました。
あ、その車でしたよね。知ってたようなフリをして、余裕の顔で乗りました。
広い駐車場では、私のような方向オンチの者でも、迷う事なくスムーズに行動できるように、色んな工夫がされているんですね。
私も何度も回しちゃう
