PR
JR札沼線(学園都市線)新十津川行きは、石狩月形駅を発車して、いよいよ秘境の駅『豊ケ岡(とよがおか)駅』に向けて進みます。
石狩当別 > 北海道医療大学 > 石狩金沢 > 本中小屋 > 中小屋 > 月ヶ岡 > 知来乙 > 石狩月形 > 豊ケ岡 = 札比内 = 晩生内 = 札的 = 浦臼 = 鶴沼 = 於札内 = 南下徳富 = 下徳富 = 新十津川(終点)
札幌からほど近い所にある秘境駅。
どんな所か見るのが楽しみです。
進行方向のどっちに駅が見えてもいいように、運転手さんと話をしていたドアの付近に、そのまま立っている事にしました。
” まもなく『とよがおか』でございます。・・”
とアナウンスがあったのは、月形駅をでてまもなくの事です。
もう着くのか。
と思ったらすでに、標識の前を通り過ぎるところでした。
カメラを向けたら、
ギョエ!
ドアのガラスがくもってて見えないしょや~!
運転手さんとお話できた興奮が湯気になって昇ったのかなんなのか、ドアのガラスだけが真っ白にくもっています。
ガガ〜〜〜〜ン・・・・
旦那さんはというと、すでに『豊ケ岡駅』に到着していたようです。
これよりは旦那さんにバトンタッチ。
この時の時間は、私の乗った列車が1つ手前の月形駅で停車している時間からです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
道路は、舗装から砂利道へと変わった。
これが、駅に行く道なのか・・・
はたして、うっそうとした道を少し進むと、そこに『豊ケ岡駅』はあった。
駅舎は小さいが、しっかりとしている。
ゴーと音が聞こえてきた。
石狩当別行きの列車が来たようだ。
この列車が今、通行手形にあたるスタフを持っているのだ。
この列車は、次の月形駅で待っている列車にスタフを渡す。
スタフを受け取った列車だけが、ここ『豊ケ岡駅』にやってくる事ができるのだ。
今頃、カミさんの乗った列車は、月形駅で停車しているはずだ。
その列車がくるまで、このへんを散策する事によう。
手すりはかなりさびて、柵のコンクリートが落ちている。
ここが駅前通りというわけか。
夜、ここで一人でいるのは勇気がいりそうだ。
ゴ~~~
おや、カミさんの乗った列車が来たようだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
再び場面は車内の中。
ぼやけた窓からは結局駅舎を発見する事ができず、結局、無情にも列車はスタートしちまったのでありました。
『豊ケ岡駅』は、見えそうで見えなかった、まさに秘境の駅であったのだ。
天井の扇風機がなんだかむなしいね。
あとで写真を見てみたら、くもった窓から写した写真に、駅舎がちょびっと写っていた事がわかりました。
小さな駅長さんのいる新十津川駅も含めたJR札沼線の画像 >>