北海道・札幌発・だべさ通信5

痛くないから噛んじゃうの

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「では麻酔します」
右下の糸切り歯に虫歯ができて、麻酔をする事になりました。
チクン・・・・ジワ~~~~ンと注射を刺した所は歯茎なのに、なぜかしら足の先まで固まってしまいます。
「気分悪くないですか?10分くらい待って下さいね」ハイ

 

 

10分なんてくる前に、私の顔の右半分から下にかけて、腫れぼったいしびれた感覚になりました。
試しにちょっと唇を噛んでみる・・・・な〜んも痛くない。
右の唇はすでに私のものではなく、大きな高級タラコくっついているような感じがします。

 

 

「どうですか?じゃあ、お口、すすぎましょうか」
いつだったか左下の歯に麻酔をしたときに、コップの水を含んでグチュグチュやろうとしたら、麻酔で唇が閉じていない事に気づかずに、ウェ〜って水がこぼれちゃって、助手さんにご迷惑をかけた事がありました。
なので今度はハンカチをあてて、そっとゆすぎました。
ウェ~・・・・ほらね、今度は大丈夫さ。ちゃんと学習したもんね。

 

 

治療が終わった帰り道でも、タラコがくっついている感じがしばらく続いたので、左の唇からそっと噛んでみました。
左はちゃんと感じるね、それから右にかじっていくと、おお、このあたりから麻酔が効いているのか、そうか〜・・・
気になっちゃって、どれどれもう一度噛み噛み・・・・なるほど〜。
歩きながら唇を噛み噛みやってるうちに、ググっ。ん?
やばい、唇かんで遊ぶなんてはんかくさい(アホだべさ)。あとから痛くなっちゃうのに。
おっかしいなあ、これも学習してたはずなのに、な〜してか噛んで遊んじゃうんだよな。

 

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