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宅配便を出すため、荷物を事務所まで取りにきて頂きました。
宅配便のお兄さんは、荷物を手際よく確認しながら「師走になりましたねえ」と話しかけてくれます。
『本当に早いですね』
それから、荷物のバーコードに機械をピっとあてたりして、テキパキ仕事をこなします。
そんな最中でも、傍に置いてあった年賀状を見て、「お、年賀状ですね」と、またまた話しかけてくれる。
『もうそんな季節ですもね』
同時に2つの事が出来ちゃうという事は、お兄さんには普通でも、私にとっては今やハイレベル。
体が仕事の流れを覚えているのか、その手順と動きは流れるようです。
私なら、同時に2つはもう無理ね。”あれ?あれ?”ってなっちゃって、逆に、話しかけないでくださいって思っちゃうも。
そんなやりとりをしている時、なにげなく触った年賀状の束から、何かがピュン!と飛びました。
ん?なんだ今の?
同時に機械をピッピと押してたお兄さんの指と体が一瞬ピタ!っと止まりました。
それはまるで、時間が止まったかのようでした。
それからゆっくりと唇に手をあてました。
『あの、もしや、何か飛んでった?』
「え、ええ、なんか今こへんに・・・」
『ありゃ、輪ゴム!?』
「そ、そうですねきっと」
『わわわ、すみません、すみません』
「わははは、いやいやあ、なんもですなんもです」
お兄さんは、笑いながら再び動き出し、
「それじゃあお預かりします」と、
いつものように元気よく荷物を車に乗せて行きました。
ゴムが一瞬だけ、お兄さんの時間を止たみたいだった。
と、へんなところに関心しちゃう私がいる。
という事はつまり、あんまり反省していないう事でもある?
ここはつとつ、ちゃんと反省・・・