北海道・札幌発・だべさ通信5

道銀ライラックコンサート、帰りの地下鉄でも指揮をする

昨日は、道銀ライラックコンサートを聞いてきました。
考えてみると、生のオーケストラでクラッシックを聞くのは結婚以来ですから30数年ぶり。
ほ〜〜〜〜
その数字の長さに、自分のことながら驚いちゃいます。

 

 

クラッシック音楽もいいなと思ったのは、テレビCMで流れていた音楽を聞いて、”奇麗な曲だわあ ”って思ったのが始まりでした。
その曲はチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番だってことがわかりました。
チャイコフスキーといえば、音楽室の後ろの壁にズラリと並んだ作曲家の絵の中にいる、あのヒゲのひと・・・
それ以外、音楽の難しいことはなーんもわからない、そんな程度です。

それからは、レコードを聞いたり、札幌交響楽団の演奏も時々、聞きに行ったもね。
今まで一番すごかったのは、シカゴ交響楽団が札幌に来た時に見に行ったことかな。

 

1つの曲は、第4楽章まであったりします。
例えば第1楽章が終わると、次の第2楽章までの少しの間、わずかな静寂が入る。
聞こえてくるのは、楽団員さんが楽譜のページをめくる音と、お客さんがこらえていた咳。
それから指揮者が指揮棒を振り上げる前にコンコンと合図を打つ音くらい。
誰も、声を出したりしない。
もし間違って拍手をしようもんなら、目立つ目立つ。
だから私は、いつも、みんなの拍手が始まってから拍手していました。

 

今回の『道銀ライラックコンサート』会場は、札幌の中島公園にあるキタラコンサートホール。
演奏は札幌交響楽団でした。
実際に、ホールで聞くラフマニノフの交響曲は重厚で、その音は立体的な波になったり、泡になったり。
時々、大きな飛行船のような形にもなって、私めがけてガンガン飛んでくる。
ガ〜〜ン・・・頭蓋骨すりぬけて脳みそが揺さぶられる。

 

あ〜、脳の洗濯が出来ました。
帰りの地下鉄は吊り輪をもちながら、時々頭の中で流れる音楽に指揮棒を振ってるつもりで首を振る。
どうせ回りの人にはわからないべさ、地下鉄の揺れのせいだと思うもの。


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