外から戻ってきたら、おや、上着のそでに雪虫が付いています。
雪虫は人の体温でも弱ってしまうほどか弱くて、雪が降る前のちょうど今頃、お尻に白いボンボンをつけて、ぎこちなくフワフワ飛び回ります。
雪虫は冬の使者。平地にもそろそろ、雪が降るようです。
1年の間に何世代にも生まれ変わりながらも、春と秋に引っ越しをするアブラムシの仲間、雪虫(トドノネオオワタムシ)。
その中で、どうしたことか秋に引っ越しをする虫だけが、お尻を冷やさぬように・・かどうかはわかりませんが、白いフカフカを付けて飛ぶのです。
袖に付いてた雪虫は、玄関を開けてフーっと息をかけて逃がしてあげましょう。
夜、茶の間の蛍光灯にバチバチと何かがぶつかる音がするので、見ればなんと、カメムシ!!
ブーンと飛んで蛍光にぶつかったと思ったら、今度は灯りにくっ付いてウロウロしています。
あらやだ!なんとかせねば。
このまま見失って、何処かであの臭いを出されたらたまったもんじゃない。
孫の手の先っちょにティッシュを巻いて、蛍光灯にくっついているカメムシの行く手に差し出します。
ほーれほーれ、ティッシュにくっついてちょうだいよ・・・・
今までウロウロしていたカメムシは、ティッシュの前で殺気を感じたのか、急に立ち止まってクルっと向きを変えました。
なに!それじゃ今度はこっち。(ティッシュの位置を変える)
ウロウロカメムシはついにティッシュに乗っかって、窓の外へ放り出される事に。
フッ!!フッ! カメムシったら息をかけても、ティッシュにへばりついています。
もうこなったら仕方ない。
孫の手ごとガンガンガン!のベシベシベシ!!
よっしゃよっしゃ、カメ虫め、とうとう振り落としてやったぜ。
はっはっは。
ん? 昼間の雪虫と夜のカメムシ、なんという扱われ方の違い。
考えてみれば、暖かい家にもぐり込みたいカメムシだって冬の使者と言われればそうかもしれないのに。
ガンガンのベシベシで振り落とすよりも、優しくフーフーされた方がよかったに違いない。
ちょっと可哀想だった?・・・・
とか 一瞬思ったけど、やっぱしダメだわ。
カメムシよ、これからも、きっと、ガンガンのベシベシだぞ。
※ もしカメムシの匂いが手に付いてしまったら。
ちょいと調べてみました。
カメムシの匂いの素は油成分、同じ油には溶けてしまうそうです。
なので、オリーブ油などの油を一度手に塗ってから洗うと匂いが取れるそうです。
カメムシはミントの香りが苦手だそうなので、家の回りにミントを植えてみるのもいいかもね。
= 北海道の人気ブログが満載 =