北海道・札幌発・だべさ通信5

雪解け水を見ると

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雪解けが進みました。
道路の両側に高く積まれていた雪山の角が、だんだん崩れてきたのがわかります。
溶けた雪は、道路の両端を一直線に排水溝に向かって流れる水もあれば、逃げ道を失って大きな水たまりになっている所もあります。

 

 

歩行者は、それでなくても足元が悪いのに、車が来るとベシャ!っと水やシャーベット状になった雪をかけられるのでないかと気を使います。
車の方から見ても、歩行者に対しては同じだね。

 

 

あ、車来た。
なるべく端に寄って歩こ。
向こうからやってきた黒い車は、歩行者の私の近くまで来るとスピードを下げて、水たまりをゆっくり走りました。
よしよし、いかったいかった。やっぱし車はマナーだよね。あのドライバーさんはいい人だよきっと。
少し歩くとまた車が。
今度の車はスピードを下げる気配はないみたい。うわ、なんかへんな予感・・・ベシャ~!!
うお~~!
雪解けシャーベットの水が、ジャンバーや買い物袋に向かって一直線。
ベシャ!バラバラバラ・・・・
なんだべ!こっちは生身なんだよまったく。
高級そうな車になんか乗っちゃってさ。

 

 

次々にやってくる車のドライバーに、一人心の中であーだこーだと文句をつけながら歩きました。でも本当は、雪解け水に太陽が反射して、まぶしく感じる季節がやって来た事に、水の中をはしゃいでこいで歩きたいと思うほど、キウキしている遠い昔の小学生でありました。

 

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