北海道・札幌発・だべさ通信5

面倒がらずにゴミは拾った方がいいんでないかい


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雲が飛ぶ、今日は秋晴れ。
時々吹く木枯らしのような風が、アスファルトの上の木の葉を、音をたてて滑らせていきます。
事務所の玄関から外を見ていると、枯れ葉たちが風に押されてワサワサーっとこちらに滑ってきました。
そのとき目の前でつむじ風ができ、クルクルっと葉っぱ達がフラメンコを踊ったかと思うと、パサッと落ちて動かなくなりました。
うわあ、なして玄関の前に貯まるかな・・・。

 

 

見ると、その部分は少しくぼんでいるので、”枯れ葉の水たまり” ならぬ ”枯れ葉たまり” になっていました。
あら?白い紙切れが混じってる、玄関の前だし、見栄えわるいね。
でもさ、でもさ、きっとどっかに飛んでくんでない?そうだそうだ、どっかに飛んでいくよ。

 

もう、飛ばされちゃったかな?
しばらくしてから見てみると、枯れ葉たちは飛ばされるどころか、くぼみの中でしっかりとスクラムをくんでいました。
さっきの紙切れはというと、しっかり枯れ葉の中から顔を出してる。
” まだ 飛ばされていないのか・・さっさと何処かに飛んでいっちゃえばいいのに ”
また少し放っておく事に。

 

どうかな?やや!今度はティッシュまでも巻き込んでるしょや!
ティッシュは枯れ葉たちに囲まれて、嬉しそうにヒラヒラさせています。
仕方ない、やっぱし拾いに行こ。
ゴミ袋と火バサミを持って外に出たらまあ、家の回りや道路のわきに点々と生活ゴミが落ちています。
ゴミステーションのゴミが、ずーっと向こうまで風に飛ばされて行っちゃったんだね。

 

チョイチョイと火バサミでつまんで袋に入れ、仕方ないので道路の端に落ちているゴミも拾い、こんなもんでいいかなと思ったとき、ゴミ収集車がやってきました。

このゴミも持っていてほしい!
左手にゴミ袋、右手に火バサミを持ったまま、バタバタと走る。

 

ゴミ回収のお兄さんたちが、ゴミをポンポン回収車に放ってる。

ガガガーーーー・・・・・・
間に合うかな、バタバタ・・・・

 

ガガガーーーー・・・・・・
私が走るより早く、お兄さんたちはゴミを収集車に入れ終わりました。
行かないでよ、ほらここにゴミ袋を持った私がいるでしょ。
「すいませーんすいませーん、これも、お願いしまーす」

 

ガーーーー・・・・・・
「すいませーん」あ、いかった、お兄さん気付いてくれた!
バタバタ・・・・ハアハアハア・・
「これも、お願いします」
ゴミ袋を渡すと、お兄さんは「あ、ありがとうごさいます」と言って、ポイ!っとゴミ収集車に放り入れました。
やった間に合った!次のゴミの日まで持ち越さなくっていかったわ。

 

ギリギリまでゴミとにらめっこをしたのは、ゴミ収集車に間に合わようと走らざるをえなくし、日頃の運動不足を補うための計算された行動であった・・・なんてね。

 

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