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何日か通わせて頂いてる事務所にも、当然郵便屋さんはやってきます。
今日もいつものように「はい、郵便でーす」と入ってきました。
ご苦労様です。
郵便屋さんは私に、「ここ、長いんですか?(長く勤めているのですか?)」と尋ねてきました。
「いえいえ、しばらくの間だけなんですよ」
そう言うと、帰りもしないで私の顔を見てニヤニヤしています。
え?なに・・・・私の顔にゴミでも付いているのかしら。
でもこのおじさん、な~んか見覚えのある・・・ようなないような・・・・
「 あ、あの、もしかして、ず~っとむかしお会いしました?」
おじさんは、ん、ん、とうなずいて、目が細くなりました。
「あ、あの、もしかして、郵便局?」
「ん、ん・・・」
「!! もしや琴似郵便局で私がお手伝いなんかしてたりして?」
「ん、ん、ん」
おじさんのまぶたの上下はもう、くっつく寸前。
おお~~!!
その郵便屋さんは、私が花もはじらう女子高生の頃、琴似郵便局でお正月のアルバイトをしていた時に、お手伝いをさせて頂いた郵便屋さんでした。
当時、年賀状のアルバイトといえば、郵便番号や住所別に振り分ける作業が多かったのですが、それとは別に、直接 郵便屋さんのお手伝いをする仕事がありました。
私がお手伝いをしたのが、この郵便屋さんだったんです。
私の事を、よく覚えていて下さいましたね。歳がいもなくジャンプして、握手して、お互いの再開を喜び会いました。
今でも郵便屋さんをしているという事は、当時はきっと、二十歳(はたち)そこそこだったのでしょう。
あの時、女子高生と新米郵便屋さんは、手を動かしながらも、よく口も動かして、色んな話しをしましたね。
元旦の出発式の時には、次々に出発する赤いオートバイを、他のアルバイトのみんなと手を振って見送ったりもしました。
「どの時間に来ても、ここにいるのかい?」
「いえいえ、時々だけですよ」
おじさんは、「そうかい。じゃあ、またね」と言って出ていきました。
こんな事ってあるんだ。しかも私だとわかってくれちゃった。
もしかして、もしかして私って女子高生の時のまま・・・・ワキャ!
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