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時々行くパン屋さん。
「いらっしゃいませ」
レジでは、店員さんがひとつひとつ袋に入れてはレジをピっと打っています。
「カレーパン」ピ！
「クルミパン」ピ！
「合計で440でございます」
440円ね、たしかダラ銭（小銭）があったはず。
レシートや会員証でいっぱいの財布の中を覗き込みました。
幸い、レジの後ろに並んでいるお客さんはいないので、小銭を探す心に余裕が持てますね。
「はい」トレーに小銭を置きました。
店員さん「・・・・・・・・」
・・・・・沈黙・・・・・・
私、余裕であたりを見回す「・・・・・・」
店員さん「・・・・・・・・」
・・・・・沈黙・・・・・・
私 、さらに余裕のすまし顔「・・・・」
店員さん「あの、あと40円足りないんですが・・・・」
じぇじぇじぇ！
トレーの上には100円玉が四つ置いてあるだけでした。
「あら！すみません！」
慌てて再び財布をジャラジャラする始末。
数秒前までは余裕の奥様ふうだったのに、いきなり背中が丸まさっちゃいました。
昨日は昨日で、卓上カレンダーを発送する相手の名前を、なんと2度も間違えてメール送っちゃったんですよ。
北海道では こういう私のような者のの為に ”はんかくさい”（アホだわねえ）という言葉があったんだよね。
