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紅茶のペットボトルの肩に、親指の先ほどのシールが付いています。
プレゼントが当たるらしい。
二つ折りシールの剥がれる部分を、爪の先で何回もひっかいて、ようやくペロリと開いたそこには、またもや やたらめったら小さい文字が。
でも楽勝さ、作ったばかりのメガネをすれば、ほら見える。
なになに、”ネットで簡単応募！”か。
この番号を打ち込めばいいんだね。
さっそくホームページを開いてみようっと。
えーっとhttp://・・・・ひとりでに鼻の下が伸びちゃう顔になっている。
ちょびっと必死で打ち込み成功！でたでた、メーカーのページです。
なになに”ここに、表示されてる番号を入れて下さい”か。
0185・・・・ポチ！
”そんな 番号は、あるワケないべさ”（本当は、”もう一度番号をご確認下さい）って出た。
おっかしいな、ちゃんと打ってるべさ。えーと・・・・・・小さな文字にはやっぱり、こーんな顔して見らさっちゃう（見てしまう）。
0815・・・・ポチ！
”もう一度・・・”
ああ、だんだん、イライラしてきちゃったわ。
そもそも、日本人の平均年齢は45歳なのだから、せめて45歳が読める程度の文字の大きさにしてほしいべさ。
おお、さっそく、昨日覚えたばかりの統計学が出ちゃったよ。欲を言うなら高齢者が多いのだから、もっと大きくてもいいべさや。
仕方がない、ルーペも使って、どれどれ・・・・・・
したっけさ、0815ではなくって0615だった。6の文字の隙間が微妙です。
ポチ！”ご応募有り難うございました！！”
いえいえ、どういたしまして。ちょっと疲れたけど。
