北海道・札幌発・だべさ通信5

北海道の佐呂間が5月の気温で全国史上最高の39.5度

5月でこんなに暑いのは初めてじゃないかい?
そんなことを言っていたら、今朝の新聞を見てやっぱし!

北海道佐呂間(サロマ)が全国で一番暑かった日


5月としては一番高い気温が更新されました。それが、なんと北海道の佐呂間。
佐呂間と言えば、ついこの間まで流氷がやって来ていたオホーツクに面した所です。日本で3番目に大きな湖、サロマ湖もあるところ。



気温はなんと39.5度。もちろん道内で39度を超えたのは道内初!
26年前に記録した埼玉県秩父市の37.2度を軽く上回ってしまいました。


朝ドラ『夏空』の舞台になった帯広では観光ガーデンのチューリップが10万本も枯れる事態も起こりました。


しかも、全国の最高気温が35度を上回る『猛暑日』になった53地点のうちの8割が北海道ってんですから、どうなっちゃったんでしょうね。



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札幌の気温32度


佐呂間からみたらそうでもないけど、札幌も32.0度!
外に出たら、
”なんだこの暑さは!” って感じでした。




気象庁によりますと、今日、正午の気温はすでに30度、湿度は24%。
梅雨のないと言われている北海道は、本州に比べるとカラリとしているとおっしゃる方もいますが、北海道人にとっては、これでも十分にしんどいです。



ここ数十年で北海道も温暖化?


ここ数十年の北海道の気候は確実に変わってきていることを感じています。
子供の頃から比べると雪の量は減っているように感じるし、何より、北海道の沖でブリが取れるなんてことは聞いたことがありませんでした。


それが今では脂の乗ったブリが北海道までやってきます。
九州の南部で生まれたブリの稚魚は北上し、それまで北海道南部あたりで折り返して再び南下していったそうですが、それが水温の上昇の影響かオホーツク海までやってきて脂肪を蓄えるもんだから、さらに美味しくなるんだとか。


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石狩川も凍って渡っていた

雪の量は減っていると言いましたが、昔はどれほど寒かったと言いますと、あの大きな石狩川が凍ったそうです!!


下の写真を見て見てください。
この写真は本に乗っていたもので、数人の人が道を歩いている様子です。
でもこの道、足元の下は川、石狩川なんです!


写真の様子を見ると、私の物差し感覚ではつい最近!昭和の頃かな?
毎年冬になると石狩川が凍るので、安全な場所を確保して道が作られたそうです。
これは『氷橋』と言って、夏の間は渡船でしか行き来できない川だけど、冬はこうして歩いて渡ることができたんですね。


『氷橋』の両端に、道がわかるようにボッコ(棒)が立てられ、ロープも張られていました。
これは、万が一落ちた場合でも、つかまる事ができるようにという役目も果たしていそうです。
写真では、対岸に家が小さく見えていますね。
ちょっと怖いような気もしますが、当時は馬も通っていたそうですから、とても頑丈な『氷橋』だったんです。

もちろん今ではこんな光景は見ることはありません。
昔の北海道がどれだけシバれていたがわかりますね。


5月でこんなに暑いなんて、このまま真夏になったらどうしましょ。
扇風機は、まだ心の準備も整っていないのに、かぶせてあったビニール袋をむしり取られ、わけのわからないまま首を振らせられています。
おい頑張れよ、『令和』はあんたの時代になりそうだから。


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