北海道・札幌発・だべさ通信5

樽前山のドームを東側の空から間近で見た様子

 

樽前山のドームを上空から見る

 

9月2日、丘珠空港から南方向に向かって飛びました。
支笏湖をから樽前山の横を通りました。
今回の地震の地震で大きな被害を受けた厚真町はここからそれほど遠くない位置にあって、千歳や苫小牧からもとても近い場所です。

画面左に太平洋 右に樽前山、標高は1,041mの活火山です。

樽前山の名前の由来はアイヌ語だそうです。
ウィキペディアによると、「タオロマイ」(川岸の高いところ・〈そこに〉ある・もの)樽には関係なかたんですね。

 

 

 

 

樽前山は三回も盛り上がった大盛り火山

 

樽前山は『三重式火山』と言って、世界的にもすごーく珍しい山だそうです。
三重式火山というのは三重になっている山のこと。
小さな噴火を含めて繰り返された中で、現在までに山が大きく変わったのが3度ある。

最初は約9000年前の噴火で山が盛り上がり、さらに約3000年前の噴火で、山の上からさらに盛り上がり、さらにさらに、1909年(明治42年)の噴火で、あのプリンのような盛り上がりができたそうです。

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傍を通った時にドームをズームしてみました。
『三重式火山』は、他にや箱根山や浅間山があるそうですが、樽前ドームは特に珍しいんですと。
普通の噴火がドロドロ〜〜〜〜っとした溶岩が流れるのに対し、樽前山のこの部分は粘り気があったので、もっこり盛り上がった状態で固まった。

ドームの大きさは直径450m高さが134mだそうです。

 

そのことを知って、ヘビ花火のことを思い出しました。今でもあるかどうかわかりませんが、昔はそんな花火があったんですよ。見た目は黒い小さな塊なんだけど、火を付けると、モコモコモ〜〜!!っと長く膨らんでクネクネする。奇麗な火花がでるわけじゃなくて、ただ、そのモコモコ・・・がおもしいわけ。
余談でした・・・・

 

 

ドームはゴツゴツしていて、中央から白い煙りが上がっていますね。
この煙りは遠くからでも見られるんですよ。
近くから見ると、ここだけ盛り上がったことがよくわかりました。

 

 

 

 

思いがけなく、樽前山をこんなに近くで見る事ができてよかったね、とてもきれい。
樽前山もいいけれど、1667年の噴火でできたと言われ樽前ガローもすてきですよ。
火山は爆発すると怖いけど、美しい光景も作り出す、火山マジックです。

樽前ガローは溶岩が作った苔の世界の写真>>

 

 

 

こちらは、2012年の冬の樽前山。

 

 

 

今回の様子は他に

恵庭岳、風不死岳、樽前山へ >>

札幌市内の航空写真JRタワー藻岩山から羊蹄山>> もあります。


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