北海道・札幌発・だべさ通信5

ことわざ『ウドの大木』なんて人はいない

家の裏の日陰に植えているウドが私の背くらいの高さまで伸びて、線香花火のような花のつぼみをつけています。
春には、土から伸びて間もない柔らかな茎や葉っぱを 『春の味だねえ』なんて言いながら味わっていたのに、いつのまにか忘れてしまって気付けばこんなに大きくなっている。
ウドの花言葉は「忘れてしまった思い出」だそうです。まさにそんな感じ。

でも、ウドのことは毎年に春には思い出すんだから、忘れてはいませんよ。

 

 

『ウドの大木』ってことわざがあります。
ウドは大きくなっても木の素材として使うのには柔らかすぎで役に立たないことから、『体ばかり大きくて、役に立たない人の事』に例えられた言葉。

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でもさ、実際、役に立たない人なんて、いないよね。
このことわざで言っている『役に立つ』とは、きっと生産性や賢さのことを言っているのかもしれないけれど、大きくたって小さくたって、世の中その人がいるだけで心が和む、幸せに感じられる人もいる。

赤ちゃんなんか、見ているだけで幸せな気持ちになるし、大切は人は傍にいるだけで、十分幸せになるでしょ。
幸せな気持ちになれたら、それだけで役に立っていますよね。

 

 

 

 

ウドの花も、じっと見ていると心を癒してくれますよ。


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