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林の遊歩道を歩いていると、なんか臭う。
決して強くはないんだけれど、イヤな臭いです。
何かが腐ったような、食事中には決して言えないような悪臭です。
そこから数歩先に現れたものは
『 スッポンタケ 』!
こ、これか〜〜・・・・。
スッポンタケは成熟すると、傘の部分から悪臭を放ってハエを誘います。
やってきたハエはスッポンタケにペタペタ付いて、結果、胞子を運ぶのです。
ここのスッポンタケの傘は今まさに成熟し、その部分は見るからにネットリふう。
小さなハエが何匹もくっついてる・・・・あ、ギンバエもきた!・・・うわあ〜〜〜うぉ〜〜〜ほんのりくっさ〜〜〜凝視できない・・・
あっちには、これから生まれる立派な卵も生えてます。
これがさらに増えるのかと思うと、なんだか未知の生命体に侵略されそな気持ちにさえなっちゃいます。
戻ろう。
このキノコ、毒ではないそうで、世の中には食べた人もいるみたいですよ。勇気あるわあ。
ウィキペディアによると、『キノコ本体は一日でとろけるように消滅する』とありました。
消滅する最後の一日で、世の中の逆手を取るよな手段で子孫を増やすという斬新なスッポンタケ。
もしかしたら、” キレイ事だけでは生きていけない世の中なんだよ ”
って、言っているのかな。