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ひだまり公園の自然観察会に行ってみました。
毎年やっているそうだけど、私は初めて。
思った以上に沢山の人が参加していました。
公園の中に特別に保護されている範囲があって、そこにはカタクリの花がいっぱい咲いています。
ここまで増やすのには、笹を苅ったり、どんどん生えてくるドングリやウルシを摘み取ったりと、保護活動に勤めてきたそうです。
「もしこのまま自然にまかせておけば、下草や笹などがどんどんと侵入して、やがて、カタクリの花は減ってしまうでしょう。
自然とは、何も手を加えない自然と、人間が保護したい植物に対して手を加える自然があるのです。
はたして、それは自然と言えるかどうかという疑問に直面していしまいますが、その植物を観察する為に、人間が作る自然もあるのです」
そうだったのか!
手つかずの自然と人間の作る自然を、どちらも『保護』という言葉で、私たちは都合よくどちらかに決めていたんですね。
笹がぼうぼうの自然と、花を育てるための手を加えた自然、どっちがいいかいと聞かれりゃ、私も、奇麗な花を見てみたいと思ってしまうもね。
ところで、このカタクリという植物は、花が咲くまで8年もかかるんだそうです。
それまでは毎年毎年、葉っぱだけ。
花が咲き始めると、それから50年くらいの寿命があるのではないかと言われているそうです。
私は毎年見ている花だけれど、先生は、こうして群生して自然に咲いている所は、札幌では真駒内公園と、このひだまり公園かなとおっしゃっていました。
どこでもかしこでも咲いているわけではかなったんですね。
ふだん何気なく見ているものでも、新しい事がわかると、いきなり見方が変わっちゃいますね。