北海道・札幌発・だべさ通信5

ハラハラのガーリックパン

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デパ地下のパン屋さんに行列ができていました。
あらなしたんだべ、体が急に歩方向転換しちゃったわ。

 

 

先頭の先にあったものは、大根のように大きさのガーリックトーストでした。
かりかりフランスパンの上に、ガーリックバターがしっとりしています。
それが20個くらいもバットの上に積んでありました。
ちょうど焼き上がったところとみえて、それでお客さんが並んでいたんですね。

 

 

店員さんは、お客さんの顔を見る余裕もなく、聞こえた数を、次々に袋に入れて販売しています。
これは私も列に並ぼう。
でも、パンの山はどんどん小さくなって、なんだか不穏の状況です。私まで順番が回ってくるかしら。

 

 

そんな心配をよそに、店員さんは慣れたもんで、そろそろ完売かな〜と思ったらしく、私の7人くらい前の人から注文を聞き始めました。
”お客さんはいくつ?1つね。次のお客さんは?2つだね”
そう言って、言われた数のパンをちょっとずらして勘定しています。

 

 

ハラハラ・・・・パンついにあと5つ、心細くなってきたわ・・・・
私の前にはあと3人ほどいます。

”お客さんはいくつ?1つね”
おお、よしよし・・・
”お客さんはいくつ?1つね”
またまたよしよし。
これで、私の前の人が3つ欲しいと言わない限りは大丈夫だ。

 

 

”お客さんはいくつ?・・・・1つね”
よ、よっしゃ〜〜〜〜〜、なんだか嬉しいこの達成感!
残りはあと2つになりました。
店員さんは今度は私に”お客さんはいくつ?”と聞いてきました。
すまして指1本示したさ。ほっほっほ。
私の後ろの人で、パンは完売です。

 

 

帰宅後、
「このパンさ、こーであーで ハラハラもんでさ〜」と武勇伝スパイス投入!いっそう美味しくなったみたい。

 

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