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お風呂上がりの婆ちゃんが、ラクダのモモヒキに足を通してします。
「あったかそうなモモヒキだよね」
「んだべ〜、こ〜れあったかいのよ。2枚あったんだども、一枚は山田の婆さんが欲しいって言ったからやったべさ。だからあとこれ1枚しかないんだわ。昔、爺さん履いたヤツんだよ〜。股縫ったから(股の部分を閉じたから)履けるべさホレ」
婆ちゃんはそう言って、自分で閉じた部分をひっぱって見せました。
あらホントだ、爺ちゃんのモモヒキの股のところはしっかり縫わさっています。
「おら、やっぱりこういうのがいいもな〜」
ズボン下は他にも何枚かあるのに、やっぱりこれが一番 履き心地がいいようです。
「でもさあ、コレ履いている時にさ、もし、具合が悪くなって、救急車で運ばれる事になったらどうする?」
「!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』
一瞬 動きが止まった婆ちゃんでありましたが、やはり、爺ちゃんのモモヒキに勝るものはないようでした。