北海道・札幌発・だべさ通信5

婆ちゃん、おじさんのお見舞いに行く

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昨日は婆ちゃんの月に一度の検診日でした。
「お婆ちゃんこんにちは」
婆ちゃんは、丸いイスにヒザをピンとくっつけて座ると、「宜しくお願いします」と両手をひざにおいて、先生に深くお辞儀をしました。
色白でひょろりとした先生は、レントゲンや血液検査の数値を見ながら、
「うんうん、いいねえ。おばあちゃん、腎臓もいいよ、血も増えたなあ」とにっこりして言いました。
緊張していた婆ちゃんは、安心してちょっと気持ちに余裕が出たのか
「でもね先生、私、夜 最近眠れないんです、なしてだべねえ」と聞きました。

 

 

でも、婆ちゃんは日中にけっこう寝ていて、私が声をかけても起きないくらい、時にはこちらがギク!とするくらいぐっすり昼寝をしています。
婆ちゃんの後ろから、先生に小声で”昼寝はしてるんですよ”と合図を送ると、それを見た先生は
「そうかそうか、まあまあ、それはしゃーないなあ」とニッコリしてから、またパソコンのカルテに何かを書き入れました。

 

 

私が『ところで先生、お婆ちゃんが飛行機に乗る事になったんです。乗り物酔いのお薬はだして頂けるんでしょうか?』と訪ねると、先生は小さな目をパチパチさせて婆ちゃんを見ました。
「そりゃすごいなあ」
婆ちゃんはちょっとテレて、
「わたし、もうこれで最後だから冥土のみやげさ先生、ホホホ」と言って手を横に振りました。

 

 

さて、これで準備はオッケーです。
明日は、この冬一番の冷え込みとか。
なんとか風邪をひかないように、婆ちゃんを土浦のおじさんの所へ連れて行くプロジェクトを成功させなくっちゃ。
なので、また、ブログは少しお休みします。

 

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