北海道・札幌発・だべさ通信5

子どもの雪倒れは私がやったら行き倒れ

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夜道の土手に、大きな雪のくぼみがありました。
おや、楽しいねえ・・・・

 

雪国の子どもたちなら誰でも一度は、雪の中に飛び込んで遊んだ思い出があります。
立ったまま、あーれー・・っと容赦なく雪に埋まる。
うつ伏せにバフっと埋まったときは、顔中が雪だらけになるけどなーんもでした。時々は鼻の穴にも入ったもね。
仰向けにバフっと倒れてみた時は、急に目の前に青い空が広がって、ゆっくり進む雲の様子を、しばし眺めていたものです。

 

 

このくぼみは、仰向けに倒れたんだね。
てっぺんには頭の形。真ん中のくぼみは、もしかしてリュックのくぼみ?
両サイドの2つのくぼみは、両手に力を入れて起き上がったときに、深く掘らさったんだね。
友達との楽しい会話が聞こえてきそうです。

 

 

羨ましい・・・・
この隣にバフっと倒れてみようかな。
仲良しさんが手をつないでいるように見えるかも。
それに、この星空を見上げる事もできそうです。
幸い、回りに人影はない様子・・・・キョロキョロ

 

 

あーむりむり、”私は大人” というブレーキが、ついすまし顔を作ってしまいます。
それにこの歳だもの、ややもすれば行き倒れに見えなくもない。
さらば友よ、君の手はつないであげられないのだよ。

 

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