北海道・札幌発・だべさ通信5

手話スピーチは顔と声で手元から視線を遠ざけよ

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手話を習い始めた方たちに、まだまだ初心者の私を含め、数人でスピーチをする事になりました。
断れなかった自分に後悔してももう遅い・・・私って、ちょっと いいふりこきだからなあ。

 

 

文章を書いた紙を冷蔵庫に貼って、とにかく何度も練習するしかない。
お湯が沸くまで冷蔵庫とにらめっこ。
魚が焼けるまでもにらめっこ。
『みなさん、はじめまして。私は ぽぷら と申します・・・(シュシュシュのシュ)』
途中まではなんとか覚えているけれど、必ずどっかでつっかかっちゃう。

 

 

昨夜が本番。
出番のまえに、もう一度、先生に再確認してもらいます。
すると、
「あら?ここは違いますよ」
ええ!?
「”初めまして” の人さし指は曲げないの」
そ、そうだった!・・・・先生に教わっていたのに、いつのまにか自分で変えちゃってる。
ピンと伸ばした人差し指同士を近づけなくては。

「あら?ぽぷらさん、そこも違いますよ」
ええ!!
「そこもちょっと違うわあ」
ああ~~・・・・
なんてこった。土壇場で変更の連続です。
こうなったら視線を遠ざける為に、声と笑顔をこっちに向けさせ、手元を見せないように乗り切るしかない。

 

 

まもなく本番。
最初の出番の人はさすが上手ね。おしゃべりと手の動きがスムーズです。
笑顔なんかも作っちゃって余裕だわあ。
次に、私の出番がやってきました。
『みなさん、はじめまして・・・・』
ハッ!やっちゃった!・・・・さっき先生に指摘されたところを、いきなり痛恨のミス。頭まっしろ。
先生たちの鋭いまなざしがキラリンって光ったように見えました。
直すところはまだあるのに、思い出すどころじゃない。

 

 

気がついたら、終わっていたさ。
自分がどんなふうにやっていたかも、ほとんど覚えてない。

壇を降りると、先生が小さく ”がんばった!”と 合図(手話)を送ってくれたのが目に入りました。

 

 

汗が背中をツーっと流れたのがわかる。
それは、時々階段を登ったときのそれとはまったく違う。

そうそう、子どもの頃にやった学芸会(学習発表会)に登場したあとの汗に似ているのかもね。
そんなに、さわやかさはないけどさ。

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