「あ・・・・」
晩ご飯を食べているとき、箸を動かしていた次男の手が止まりました。
ん？
旦那さんは、おつゆをすすっていたのを止めて顔を上げ、私も白菜をモグモグ食べていた口が止まる。
次男の視線の先に目を向けると、なんとまあ、飼ってるセキセイインコが結婚式を挙げているのでございました。
「あの２羽ってさ、いつからあんなに仲がよくなったの？」
さあ・・・
メスのインコは、４年くらい前にヒナでやって来ました。
その時はヒョロヒョロと痩せていたもので、青色なのに旦那さんはバナナって名前を付けました。
オスはこの春に、はやりヒナでやってきた緑色のインコで、旦那さんはGoodなインコになるようにとグっちゃんという名前に。
バナナは人間で言うなら女盛りです。
気位が高くて、家族にも、子どものグっちゃんにも見向きもしないマイペース女子。
私が好きなエサを見せたときだけは、ピーと鳴いて人差し指の上にお手（足？）を置きます。
やっぱし食べ物にはかなわないんだね。
そこいくとグっちゃんはおとなしくて気も弱い。
自分がエサを食べていても、女王様のようなバナナがエサ場やってくると、チチっとつつかれ譲っちゃう。
夜寝るときも、１本の止まり木に適当な距離をおいて止まっていました。
セキセイインコも人間と同じように相性かあって、カップルになりやすいのは年上のオスがいる場合が多いという話を聞きます。
それがです。
最近、バナナはぐっちゃんに首もとをコチョコチョとかいてもらうようになりました。
やっぱし手の届かない所は誰かにかいてもらうのに限るもね。
大人になったグっちゃんに、バナナは魅力を感じてきたのかも。
二羽の間には、いつから愛が芽生えたのか・・・
ま、そんなヤボな事はどうでもいいね。
とにかく、カップルの誕生はおめでたい。
ささ、みんな、見てないフリしてご飯食べよ。
ごちそうさまでした・・・・・っと。
あとから、巣箱を入れてやりました。
バナナは興味があるらしく、覗いてみたりかじってみたり。
果たして二世は誕生するでしょうか？
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