北海道・札幌発・だべさ通信5

国産『ひじき』はお釜のせいで鉄分が消えた

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葉物やさいは高値が続いていますね。
でにこんなときこそ冷凍野菜や乾物に随分と助けられています。

 

その中でも、『ひじき』は安くて、しかも鉄分が豊富とあって、主婦にとっては強い見方・・・・・と思っていました。
ところがです。
今の国産ひじきは韓国産や中国産に比べると、鉄分が極端に少ないという事を知って愕然!
比べてみると、なんと9分の1の量なんですと。

 

それってどういうこと?
日本の海の成分が違う?育て方が違う?
それとも日本の『ひじき』はものすごくデリケートなのかしら。

 

 

■日本のひじきの鉄分が少なくなったのは去年から

文部科学省の発表によりますと、以前までの『日本食品標準成分表』には『ひじき100gあたりに含まれる鉄分の量は58.2mg』とされていました。

成分表は15年ごとに改訂されるそうで、新しく改訂された2015年版から、国産ひじきが9分の1の6.2mgの量に改訂されたというのです。

 

 

■  国産ひじきが鉄分が少ないのはお釜のせいだった

日本ひじき協議会という所の発表では、韓国産ひじきにはは47.6mg、中国産ひじきには47.7mgの鉄分が入っているそうです。
なのに、日本産のひじきだけが鉄分が9分の1なんて、へんでない?

 

海から水揚げされた『ひじき』は、一度茹でてから乾燥するそうです。
国産のひじきは、以前は鉄の釜を使って茹でられていました。
それが「食の安全・安心」との理由から、鉄鍋からステンレス釜に変わっていったそうです。

 

つまり、ひじきに含まれる鉄分は、ひじき本来の成分ではなく、茹でていたお鍋の鉄分が『ひじき』にしみ込んだ分だったというわけです。
韓国産、中国産は、現在も鉄鍋を使用しているので、鉄分の含有量は変わらなかったのね。

 

今度ひじきが食べたいなあと思ったときはどうする?
鉄分のいっぱい入ってる韓国産?、中国産?それともやっぱり国産にする?
今まで、鉄分摂るなら最高とまで言われてきた『ひじき』は、スーパーの棚で、後ろめたさにソワソワしているかもしれないね。
あんた達には罪はないんだけどさ。

 

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2 Comments

  1. t22t

    ぽぷらさま

    いつものことながら、博識ですね
    今回のヒジキの鉄分のこともはじめて知りました

    小生、ヒジキたまにしか食べませんね あまり好物ではありませんので

    やはり国産買いますね
    基本的にできるだけ、国産食料材を求めてます
    ただ最近は、韓国産も買うようになってます
    コストコには韓国産が結構ありますし、韓流にもはまってますので

    降雪、初めての記録とか 雪害ありませんでしたでしょうか

    最近、お二人の仕事場面の登場が少なくなってますね どうしてかな

    Reply
    1. ぽぷら (Post author)

      t22tさんへ

      私も普段はあまりひじきは食べないのですが、最近、鉄分を沢山摂らなきゃと思いまして、ちょっと調べてみましたら、びっくり、国産のひじきの鉄分の事を知りました。食べ物の事も、日々、変化するのですね。
      このところ、北海道も雪が多くて、北の方はもう真冬なみだそうです。
      札幌はいまのところ殆どありません。ご心配頂き、ありがとうざいます。
      そういえば、最近は仕事の話題が少ないですね。
      一時の忙しさから見ると落ちついた事もあり、旦那さんに頼る事が多くなってきたからでしょうか。
      気を引き締め直さなくてはいけませんね。

      Reply

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