北海道・札幌発・だべさ通信5

時々、こうやって帰ります

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じでんしゃ(自転車)で走れば、6月の香りの風が頬にあたって心地よい。
公園の子ども達の声や、アカシヤの香りが、カットしたての短い髪をなでていきます。
内地(本州)の梅雨のように雨が続くと『蝦夷梅雨』なんて呼ばれる事もあるけれど、ここ数日、北海道はなんとか、その雨雲を押しのけているようです。
そうだ、銀行に行ったついでに、手稲郵便局の向かいにあるボストンベーカリーまで行って、ゴマの角食(食パン)サンドを買って、それからスーパーで今晩のおかずを買って、あと行けたら家に戻る道すがらのスーパーにでも寄って帰ろっと。

 

 

ボストンベーカリーでは、ついつい別なパンまでトレーに乗せて袋にいっぱいになりました。
スーパーではついつい、大根、キャベツ、レタス、ごぼう、ets・・・も買って、気がつきゃ大きな袋が両手に4つにもなりました。
けれどここで問題が発生した。どうやって自転車に乗せようか。
れいのワザを使うか。

 

 

まず、硬い人参、カレールウなんかを入れた袋を、口を開いたまま自転車の後ろのカゴに入れる。
次に、口の開いているその袋の上にパンの袋を置く。
パンの持ち手部分を、下の袋の持ち手を通してから結ぶ。
これで、タワーのような一体型2階建ての荷物が出来上がるのだ。
あとはすき間にゴボウをアンテナのように刺せば、タワーはしっかり固定されるという仕組みさ。
この方法で前のカゴも2階建てにするってわけ。

 

あとは家までの登り坂をひたすらこぐ。
横断歩道の前ではパタリと降りて、青になったら運転手さんの前をゴボウと大根のアンテナを立てながら歩く。
そしてまた登り坂をこぐ。
また、横断歩道を渡る。
ああ、もう、近くのスーパーに寄るのはよそう。
さっきまで風にゆらいでいた髪も、汗でへばりついてるもん。
顔もほとってきたみたい。よいしょよいしょで最後の坂も登りきり、家にゴール。

 

 

自転車をしまうとき、またアカシアのいい香りがしました。
そうか、帰りの道は、はっちゃき(必死)センサーに切り替わっていたんだね。

 

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