北海道・札幌発・だべさ通信5

本当はしんどかった自転車登り

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線路をまたぐ歩道橋は、スロープになっています。
シメシメ、幸い誰も歩いていないぞ、自転車でどこまで登れるか挑戦してみよう。
ハッチャキ(がむしゃら)モードに切り替えてペタルを踏み込みました。
歩道からスロープに上がる境目をタイヤが通過すると、後ろの荷台のネギやもやしの入った袋がカシャッ!っとジャンプしました。

 

ペタルをこぐギュッギュッギュッ・・・・
始めは快調快調、中盤はちょっとふんばる。
おや?思った以上に足が踏ん張れるよ、もしかしたら上まで登れるかも。
ギュッギュッギュッ・・・・
残りの5メートルくらいになると、ここまで来たんだからとちょっと歯をくいしばる。
よっしゃあ〜やりました!達成感!

 

 

でも、登りきったあとは、さすがにポトリと降りて自転車を押しました。
するとね、後から音がするので振り向くと、やはり自転車こいだ爺ちゃんも登ってきていたんです。
じいちゃんも、やはりポトリと降りて歩き始めた様子。
もしかして、、私と勝負していたの??

 

 

私なんか、ほら、ハアハアしてないもん。
下を向いたり肩を上下したりなんかはしませんゾ。足の運びだってサッサッサ。
本当はゼイゼイハアハアだったんだけど、爺ちゃんが登ってきたのを見たもんで、少しでも若いところを見せたい自分が平静を装ってしまいました。

 

 

爺ちゃんも、自転車を押す私のあとを、追い越しもせずに歩いていたから、もしかしたらゼイゼイハアハアだったかもしれないよね。
そこでちょっと立ち止まると、細くて背の小さい爺ちゃんが、自転車を押しながら私の横を通り過ぎて行きました。
もしかして電動自転車???見たとこ、昔ふうのみたいだけどなあ。
だったらすごいなあ、あの小さな体にこんなパワーがあるなんて。
私は、あと10年たってもできるかな。
小さく消えて行く爺ちゃんを見ていたら、ひたいを汗がタラタラ〜〜ジワワ〜〜〜っと流れ落ちました。

 


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