北海道・札幌発・だべさ通信5

林の春は、いろんな根開けから

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ひだまり公園の林では根開けが始まっています。
日差しが暖かくなってくると、雪は木の根元から溶け出して、こんなふうに丸く穴が開いてきます。
もっと根開けが進んで土が見えてくると、待ってましたとばかりに、ここから草花が顔を出し始めます。
山にとって、根開けは地面の春の始まりです。

 

 

 

 

雪は白くて解けにくいけど、木の色は濃くて黒っぽいので、光の熱をどんどん吸収して暖まる。
その熱が木の回りの雪を溶かしていきます。
春の雨のしずくがつたって落ちたり、木の影が雪をつもりにくくしたりする事も、根開けに一役かっているそうです。

 

 

根開けとは言わないかもしれないけれど、冬の間、雪に埋もれていた枝や枯れ草も、雪の中から顔を覗かせたとたん、回りの雪をどんどん溶かす手伝いをしてくれます。
林のいっせい雪解け大作戦といった感じです。

 

 

 

 

 

 

 

 

そうしている間にも、木の上では、もう芽が膨らんでいますね。

 

 

 

 

丸い木の根の雪解け、透き通るざらめ雪。
水がつたって伸びるツララ。春はあちこちで光が反射して、まぶしくなる。
そんな時、
” あ~、春がくる・・・・・ ” と、肩の力が抜けるのを感じてしまいます。

 


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