北海道・札幌発・だべさ通信5

林も私もなんだかザワつく春だべさ

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林の落ち葉の下がざわついています。
草花がいっせいにわきだして、もうどこから見ていいか困っちゃいそうです。

 

 

この黄色い花の低木はオニシバリっていうそうです。
ひだまり公園で一番早く咲く一等賞の花。
春になると木の根元がから雪がとけ始めるのを知っているみたいで、ちゃんとそこで待機しているとしか思えない賢い木。
雪の下にいるうちに、もう緑の葉っぱで準備しています。
しかもこの茎は鬼でも縛れるっていう丈夫さ。(だからオニシバリ)
賢いし強いし、見習いたいわあ。

 

 

 

 

エゾエンゴザクみっけ!
まだ小さい株ですが、がんばって早く咲きました!って感じ。
青や青紫、時々白い花も混じって咲かせます。
可憐で、なかなかおしゃれな花ですね。

 

 

これはフッキソウ。漢字で書くと『富貴草 』。
日陰をもろともせずに1年中葉を落とさないので、偉い!ってことで、おめでたい漢字をもらったそうです。
花は派手じゃなく、堅実に人生を送るタイプですね。

 

 

おお!
エンレイソウのつぼみだ!
ひだまり公園には白いのや紫のエンレイソウがいっぱい咲きますが、なな、なんと、エンレイソウの中でも珍しい、赤紫の花を咲かせるコジマエンレソウが混じって咲きます。
昨年、野草の観察会で聞いたところによると、この、コジマエンレソウが札幌で確認されるのは2カ所、両方とも手稲区ですが、そのうちの一カ所がなんと、このひだまり公園なんですと!
絶滅危惧II類(VU)に登録されているそうです。
このつぼみ、もしかしてコジマエンレソウかも!!

 

 

 

 

 

春の林は草も木も、鳥も私も、ザワつく季節でありました。

 


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