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「母さん、仏さん(おりくぜん)の茶碗割れちまったから、寺さ持って行って投げなきゃ(捨てなきゃ)ダメだべか?」と婆ちゃんが聞いてきました。
「ん〜そうだね〜、ゴミの日に出してもバチあたんないと思うけどなあ。もしなんだったらさ、お塩で清めてから”ご苦労様でした”とお礼を言って投げる(捨てる)っちゅうのはどう?」
「んだなあ、したら(それじゃあ)そうするべ」
しばらくして、婆ちゃんがまた聞いてきました。
「母さん、入れ歯は何の日(いつのゴミの日)に投げればいんだ?」
「入れ歯?捨てる入れ歯なんてあるの?」
「あるんだな〜それが。もう古くて(歯に)合わねえし、壊れてるしさ」
「それはね、燃えないゴミの日だね」
「したら、塩ふって投げればいいな」