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「もしもし、ぽぷらさん? 則子です。今年もクラス会やるのかなと思って・・・」
おお〜〜!
それは、小学校のクラスメイトの則子ちゃんからでした。
なんちゅうグッドタイミング。
『やるよ、ちょうど、場所を決めたところだったの』
昭和40年頃の手稲西小学校は1年生から6年生までがそれぞれ1クラスでした。
しかも、幼稚園も中学校も同じ校舎で同じ顔ぶれ。
だからクラスのみんなとは、『 家族以下だけど他人以上 』みたいな不思議な感覚をおぼえるのです。
とは言っても、それぞれ大人になってからは音信不通。
それが10年ほど前、勉強も運動もできなかった私が、ひょんな事からクラス会をやってみました。
したっけさ、それからというもの、普段はぜ〜んぜん会うことなんかないのに、次の夏も、その次の夏も、そしてまたまた次の夏も、そのときだけ、何人かが集るようになりました。
気がつきゃ、そんな事がもう11年も続いています。
みんなが集まると、この歳だもの、心のよろいなんかとっくに脱いじゃって話します。
それどころか、病気の自慢話と安否確認になってるも。
みんな、人並みの経験をしているからね。
則子ちゃんは、電話番号が変わったらしく、しばらくの間、音信不通でした。
でも、夏に集まる事が、なんとな〜く恒例になっていたので、もしやと電話をかけてきてくれたのでした。
もし、そんな恒例行事になっていなければ、彼女は私に連絡はできなかったかもしれないね。
よかった、続けていて。
” 継続は力なり ” いやいや、 ” 気がつきゃ継続、したら力になっていた ” という事だね。