北海道・札幌発・だべさ通信5

薪ストーブはエコだった

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『一番エコなストーブは薪ストーブなんですよ~』
夕方、ラジオから流れて来たアナウンサーさんのおしゃべりに、思わずキャベツを切っていた手が止まりました。
ほんと?
私は子供の頃薪ストーブで育ったし、今でも毎年婆ちゃんと餅つきをする時には使っているし、薪ストーブには石油や電気とは違うぬくもりがあるから、誰がなんと言っても薪の心地よさは譲れません。

 

 

でも餅つきの時に薪ストーブを使うには、婆ちゃんの基地内から煙突を外に出さなくてはならず、その度に黒い煙が出るので、ちょっと気まずい気持ちがありました。
お鍋のお湯が湧いたけど、ここはまずラジオに耳を傾けましょう。

 

 

『薪は植物ですよね。森で生きている時には、空気中のCO2(二酸化炭素)を吸収して、酸素を出しているんです。
薪を燃やせばCO2が発生しますが、その量は植物が生きていた時に作っていた酸素の量と同じくらいなのです。つまり、差し引きゼロですね。だから、化石燃料の石油ストーブよりも、多くを火力発電に頼っている電気ストーブよりも、とってもエコなストーブなんです』
そうか、そういう事だったのか。

 

 

煙突から出る煙は、他のストーブよりもCO2を出すのだと思っていたけどホントは違う。
しかも、もし、薪として使われず、そのまま成長してやがて朽ちても、植物はバクテリアによって分解される時にCO2を出す。
植物はちゃんと循環していたんだね。私は黒い煙を見て、ついつい目に見えるものだけで物事を考えていました。
森を大切にするという事は、人間も、その循環の中で生きられるという事なのであった!!
おお、なんだかちょっと賢くなった気分。
何より、大好きな薪ストーブが、いちばん自然に優しいという事がわかった事が一番嬉しい。
薪ストーブよ、いかったね。私を育ててくれた恩返し。今度誰かがあんたの悪口言ったらさ、私が学者の顔して弁解してやっからね。

 

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