北海道・札幌発・だべさ通信5

落ちたスズメバチの巣の住人たち

公園の木の葉の写真を撮っていたら、隣りの桜の木の下に茶色い固まりがありました。
この模様見たことがあります。
スズメバチの巣!ありゃ、刺されるかも!
慌て逃げ出し、遠目で見てみると、ブンブン飛んでいるスズメバチが見えません。
近寄ってみっか。

 

巣の傍には、破片も落ちていました。
ははーん、桜の木に作っていた巣が、風かなんかで落っこちたんだね。
巣は割れてまっぷたつ。
これならもう暮らすことはでません。
きっとどこかに行っちゃったんだね。

 

恐る恐る、割れ目を覗いてみました。
最初は一匹だけ蜂が残っているのが見えました。でも動いていない。ショックで死んじゃった?

もうちょっと近づいてみる。あっ、こっちにもいる。でもやっぱり動いていないね。
さすがのスズメバチも、巣が落っこちちゃったらあっけないもんだね。
私はちょっと強気になったもので、巣の中身の写真でも撮ろうかと、カメラを覗きました。

 

そしたらね、下に固まっているんです。
みんな動かずにじっとしてる。でも、お尻がふがふがしていました。
生きてる、ヤバイっしょ!

 

蜂たちは、自分たちに起きたあまりの出来事に、放心状態のようでした。
だから私が隣りの木の下でパチパチ写真を撮っていても、それどころじゃなかったんだべね。
巣があるのに知らずに行っていたらと思うと、ゾゾっとする。
今思うと、すんごくラッキーだったのかも。

 

今年に入って、私がこの公園だけで見つけたスズメバチの巣は3つ目。
深い林があるので、スズメバチにとっても住みやすいんだべね。
彼らがショックから立ち直らないうちに、取ってもらわなくっちゃ。
監視員になっちゃおうかな。

 

落ちたスズメバチの巣には住人はいなくなる

追記・・落ちたスズメバチの巣を見つけた日に役所に連絡しましたが、結局駆除に来ませんでした。
ここは公園なので、巣を見つけるたびに電話をして駆除してもらっていたのですが・・・・
その後、数日にわたって様子を見に行っていたところ。
スズメバチは弱ってきたのと同時に、数日後にはいなくなってしまいました。
カラスなどに荒らされた様子もないところを見ると、自分たちからどこかに行ってしまったと考えるのがいいのかなと思いました。

 

スズメバチの巣のつくり始めから20日間の記録はこちらで
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