北海道・札幌発・だべさ通信5

薮の中に作られた鳥の巣を見つけました

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散策路からほんの1mくらい奥に入った薮の中に、まん丸くくぼんだ草を見つけました。
穴の大きさは私のグーがスッポリ入るくらいです。
細い枝のようなものを何本も何本も織り込んであります。

 

これはきっと鳥の巣でないかい?

でも夏の間は草が生い茂っていたから、まったく気付きませんでした。
よく見ると、青い色した繊維も混ぜてあります。網戸の糸ですね。
人間さまの網戸の糸もお役にたっていたのか。
季節は変わり、背の高い草がなくなったことでこの巣は丸見えになったけど、今はもう空き家になっているようです。

 

小さなくぼみの中で、黄色いクチバシをしたヒナたちがめいいっぱい口を広げている姿を想像するとめんこいめんこい。
そういえば、いつか、このへんをウロウロしていた鳥がいたっけ、もしかしたら親鳥だったのかな。
私が歩いてきたもんだから、親鳥がおとりになって、わざと私の前をウロついていたのかもしれません。
親の愛は海よりも深いもね。

小鳥の残した痕跡はないかしらと、足を踏み入れて覗き込みましたが、卵の殻などは見当たりませんでした。
追記・・・野鳥に詳しいおじさんの話しによると、ムシクイ系の鳥とかウグイスも薮の中に巣を作るそうです。
薮の中に巣を作るとカラスが入って来られないという利点があるそうです。
なるほど。

こんなに沢山の小さな部品を、こんなに丁寧に織り込んだことかと思うと感心してしまいます。
この巣はもう使わないのかもしれないけれど、家主さんに、ぜひ会ってみたいです。


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