北海道・札幌発・だべさ通信5

厳島神社の大鳥居は詰めた石の重みで置かれているだけだった

JR西日本宮島フェリーは15分ほどで宮島に接岸しました。
ここから大鳥居のある嚴島神社までは、海岸線を歩いて行きます。
風はないけど雨は止む気配はなく、大粒の雨がバラバラと傘にあたる。

 

 

あら、鹿だね、あっちにもこっちにも。
でも今日は雨だから雨を避けて木の下や建物の影で雨宿りをしています。
人間が近寄ってもな〜んもさ。写真はお好きなようにお撮り下さいって感じです。
中には ”一緒に付き添ってあげるんでエサくれるかな〜” って雰囲気出してる鹿もいる。
いや、おもてなしかも。

 

 

 

嚴島神社までの道すがらは色んなお店が並んでいるから楽しいです。

 

 

 

笑顔のしゃもじが可愛くて買ったら、あとから島の外のお店でもっと安く売られているのを見てしまいました。
で、でも、いいんだもん・・・宮島の方がご利益ありそうだもん・・・・と思ってそっちは見なかった事にする。

 

 

見えて来ました厳島神社。
地面が柔らかいので、水たまりでない所でも足がジワっと沈んで、靴の中はもうジメジメです。

 

 

 

 

 

 

大鳥居は自分で立っていた!?

 

宮島の大鳥居は沖合約200mのところにあって、現在の鳥居は明治8年(1875)に再建された8代目。
さぞ土台をしっかり埋めているのだろうと思ったらなんと、鳥居は ただ置いてあるだけだそうです!
信じがたいけど、そうなんですってよ〜。

 

ウィキペディアなどによれば
『棟の高さ16.6メートル、重量は約60t、主柱は樹齢500~600年のクスノキの自然木でできていて、土台は松材の杭を打って強い地盤を作っている。(現在はその上をコンクリートと花崗岩で固めてある)。
島木と笠木が箱状の構造になっており、ここに石を詰め込むことで自らを重くし、台風などにも耐えられるように自立している』
なんですと。
さらに6本足にして安定させている。

 

 

『大鳥居の内側で貝を取ってはいけません』との看板。・・・・ってことは、貝、いっぱいいるんだべね。

 

 

 

さて、厳島神社で思いがけない光景に出会いました。

 

 

 

 

 

 

雅楽の音色は観光客への演出かと思いきやなんと本物!!

 

 

 

 

 

 

雨のしたたる音と雅楽の音色が、それ以外のざわめきを消してしまいました。
おお〜 なんてきれい・・・

 

 

 

 

朱色に染まった神殿で、花嫁ぼ姿が光とともに竹の中から現れた かぐや姫のように輝いている。
雨がまわり風景を白くぼかしてしまったのは、神様が、おごそかな式に勝るものはないと、その時間だけ あたりの景色を隠したのではないでしょうか。

 

 

もう、うっとり。
観光客の人達も祝福です。

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

私達が宮島にいる間は、ずっと降っていた雨だけど、こういう雨なら、なかなかいい。

 

 

 


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